日々のあれこれ

オタク備忘録

DISH// コニファーフォレスト

 

8/18に富士急ハイランドのコニファーフォレストで行われた「DISH// SUMMER AMUSEMENT 

Junkfood Attraction」に参加してきた。
めちゃくちゃ楽しかった。
 
DISH//とはスターダストに所属する男性4人組ダンスロックバンド。
元々は楽器を持ったまま歌って踊る、いわばエアバンドだったわけだけど、メンバーの努力から今ではすっかり演奏も作詞も作曲もできるバンドになっている。
 
DISH//のコンサートに足を運ぶのは2016年の武道館公演以来。3年半ぶり。
CDは聴いてたし柊生のラジオも聴いてたけど、テレビ露出が多いグループではないし音楽番組なんて全然出られない。
ハロプロやDearDreamしか知らなかった頃はこんなもんかと思っていたけど、ジャニーズを知ってから、あれ、ハロプロより少なくない?と冷静になりはじめた。MUSIC JAPANが終わってしまったのが痛い。あれは良い番組だった。柊生のラジオもずっと楽しく聴いてるけど、ナガオカさんとの絡みが好きだから今でも恋しく思う。
 
増員やら脱退やらで精神がボロカスになりライブ映像にも手が出ず、もう一生現場行けないよ〜……一生柊生のラジオだけ聴くよ〜……と思っていたけど、新しく発売されるアルバムの収録曲がどれも好みだったから、もうショック療法でよくない?と突然乗り気になった。DISH//が気になると言っていたフォロワーを誘ってみたら快諾されたから、やる気が削げないうちにチケットを譲ってもらうことにした。
後方だとコールが少なかったみたいな話を見かけたので譲ってもらって良かったと思う。
 
チケットを確保してからはなんだかいきなりファンに戻ったような感覚で、アルバムはもちろん初回盤を買ったし、DISH//が載ってる雑誌も買うようになった。B-PASSのアルバムインタビューがすごく良かった。
CDはなんだかんだ聴いていたから曲の覚え直しは必要なくて助かった。なんだかんだ曲が好きすぎる。一応、昔取った杵柄でフォロワーにコールレクチャーをしたり、アルバムについてきた新木場ライブ映像を見てコールを覚えたりした。この時点で早く愛の導火線芸人になりたいな以外の感情がなかった。
 
そんなこんなでライブ当日!!!!!!
富士急にきたのに一切乗り物に乗らず富士急の中を歩くことで雰囲気だけ感じた。場内には//er(スラッシャー、DISH//のファン)がめっちゃいた。お盆最終日にわざわざ遊園地に来る家族連れも少ないのか、一般のお客さんよりはるかに//erが多いような気がした。
それにしても相変わらず//erは若い。めちゃくちゃ若い。ガチで中高生ばかりいる。3年半前も中高生ばかりいた気がしたけどなぜか今でも中高生ばかりいる。家族連れも多い。なんなら隣の席が親子連れだった。
だから治安が悪いかといったら全然そうではなく、めちゃくちゃ良い。少なくとも私の観測範囲では、他の現場で見るようなクソ野郎はいなかった。(前の席のいい年した女2連番はずーっと喋り倒してて柊生のピアノ中にも大きな声で喋ってたので注意した。恥ずかしい。)
それでも頭上お団子とか頭上うちわ(そもそもうちわ現場でない)とかボードとか叫び厨とかは皆無。若い子たちが一心にDISH//を見つめて、かっこいい!ヤバイ!すごい!かっこいい!かわいい!とライブを楽しんでいて、なんて純度が高いんだろうと感動した。
演出でメンバーとファンがLINEのトーク画面風のスクリーンに映された瞬間に辺りから「かわいい!」「え、めっちゃかわいい!」という声が上がって、聖人しかいないのか?とびっくりした。(実際かわいい女の子スラや気持ち良さそうな男スラ(男性ファン)やかわいい子どもが映されていたので、スタッフのやり口も上手い)
 
 
ここまで前置きとして、今からDISH//のことを褒めちぎる。
めちゃくちゃ楽しかったから。
ウェブアンケートに感想は書いたけど、まだ書き足りないのでブログに書きにきた。DISH//最高。
 
まず、久々にライブに来て一番に思ったのはDISH//がめちゃくちゃバンドになってた。
私が見てきたDISH//はバレエやらピアノやらタップダンスやらに挑戦してコントして映像背負いながらユニット曲歌って踊って、って感じだったから楽器持たずにやった曲が2曲しかなかったのがびっくりした。(新木場映像でバンドしてるのは見たんだけれども)
しかもその2曲がトロッコ曲だったんだけれども、トロッコに乗りながらなんとなく手持ち無沙汰になってる瞬間があって面白かった。トロッコ乗っててそんなことあるんかい。
記憶の中の2016年昌暉は、わざわざ他メンのファンに爆レスするわトロッコからお皿手渡しするわ、なんだか必死だったので、トロッコの上からお手振りファンサしつつ自分のメンカラを見つけると嬉しそうにする昌暉を見ながらよかったね……とか思ったりした。
 
バンドになってることにも驚きだったけど、バンドになったことで、以前あった「ダンスコーナーはペンライトで盛り上がって、バンドコーナーはペンライト消して拳で盛り上がって」っていうルールが無くなってたことにも驚いた。
個人的にはこのルールはライブの勢いを止めるしバラードっぽいのばっかりやってたからただただ見守る時間みたいになってて好きじゃなかったんだけど、やっぱり無くなったことでライブ自体良くなったと思う。
全ての曲を演奏できるようになったのでわざわざバンドコーナーなんて言わなくてもよくなったんだろうな。
ずっとペンライトつけてていいし、好きなタイミングで好きなだけ沸けるし、もうハラハラしながら見てた頃とは違う。楽器とぐんと仲良くなった彼らはすごくかっこよかった。
 
そんななかでも、楽器を持たずにお皿投げながら歌う「GRAND HAPPY」はすごく眩しかった。
この日、あいにく雨が降っていて開演と同時に止んだんだけど、(匠海「雨は止むさ」大智「🎶(デデデンッ)」)衣装替えではけた瞬間に雨がザザぶりになってしまった。
そんななかで歌われた「どんより雲が集まって メソメソと泣き始めちゃうその前に」って歌詞が妙に良かった。
一番の歌詞は「黄昏時の空を見て 悲しそうに思いに耽るこんな日も」だから あー、雨降っちゃったな……と思ったものだけど、その後に続く「心から声振り絞って 明日へ向かっていざ走れ!」って歌詞はあの頃のがむしゃらに若かったDISH//が思い出されて、それでいてライブという場が重なってどれだけでも感動できる。
そこにきて二番の雨の歌詞だから、未来はDISH//の手の中なんだな〜と思う。
余談だけど、「GRAND HAPPY」と「JUMPer」の歌詞が似てるのは同じ小倉しんこうさんが書いてるというのもあるだろうけど、「GRAND HAPPY」を聴いて育ったDISH//から出てきた思いが再度言葉にされたのが「JUMPer」なら良いなとか思ったりする。雑誌のインタビューとかで歌詞について話してたら知りたい。
 
なんといっても「クイズ!恋するキンコンカン!」をやってくれたのがめちゃくちゃ嬉しかった!嬉しすぎてウェブアンケートにも書いた。
私はDISH//のことを永遠の男子高校生だと思っているから、DISH//にはいつまでも「TENKOUSEI」とか「サイショの恋〜モテたくて〜」とか恋に恋する全力ボーイズソングを歌ってほしい。
「クイズ!恋するキンコンカン!」は2015年の映画「釣りバカ日誌」の主題歌である「俺たちルーキーズ」のカップリングだった。(柊生の演技が下手すぎてそれ以来他のメンバーがどんどこ演技仕事を増やすなかで一切演技仕事が来なかった伝説の映画、懐かしいね)「俺たちルーキーズ」は映画に合わせて新人サラリーマンの曲だったけど、恋するキンコンカンはキラキラ青春高校生ソング。メンバーが高校生と大人のあいだにいるこのタイミングでこんなシングルを出したのは天才としか言いようがなかったんだけど、今聴いてもこの曲は最高〜〜だと思う。
正直、龍二がいた4人のDISH//が大好きだったし、あの頃のどうしようもない若さからくる眩しさは返ってこないと思ってるけど、若さなら馬鹿さでカバーしてたあの頃とは違う煌めきがある。
今回のコニファーにあわせて公開された動画で大智が入ったときの話をしてたけど、メンバーとしてドラムが入ったことで楽器が楽しくなったというのが結構ストンときた。だからこそ龍二がやめたことでまたサポートがいないとできなくなってしまったのはなんだそりゃって感じだけど。素行の悪さは売れていくには致命的だし、リリイベでろくにMC参加せずに客席の可愛い子に手を振ってたのも事実だし、それでも龍二がいたらなあ、って思うことはある。大智が入ってなきゃ龍二がいなくなったときに解散してしまったかもしれないし、大智には感謝してる。今回のMC曰く、私がメンブレしてあんまり見てないながらもDISH//どないすんねんって思ってた時に口火を切ってくれたのは大智らしいし。そういう、ついうちに抱えがちなDISH//に口に出せるメンバーが入って良かったなと思う。
話が逸れたけど「クイズ!恋するキンコンカン!」はめっちゃ良い曲。青春消費ババアであるところの私の欲望をめちゃくちゃ満たしてくれる。何十年経ってもキンコンカンでラブラブクエスチョンして欲しいよ。
 
とはいえ、今回のアルバムに入っている「乾杯」を聴くとみんな大人になったなあと思う。懐が広くなったというか、落ち着いたというか。柊生が最年長してるのが結構好きなので、乾杯の話をする柊生も大好き。
みんなお酒飲めるのか……という衝撃もある。私はどこかでずっとDISH//のことを男子高校生だと思い続けるんだろう。中学生から高校生への成長は普通に受け入れていたのに恐ろしいことだ。
泣きそうになってる柊生にメンバーがやいのやいの言ってたの良かったな。「いちぴょう!」とかふざける匠海くんもいつもの匠海くんだった。自分のじゃないから楽器壊れてもいいって言う柊生ちゃんも好きな柊生ちゃんだよ。
それにしても、この日の昌暉はずっとキラキラしてた。昌暉はずっとキラキラしてたのかもしれないけど、この日は私が昌暉のキラキラに気付いて浴びることができた記念日にする。
大人になった昌暉が歌う「まだまだ子どもでいたい」、味わい深かったな。私も子どもでいてほしいよ。嘘嘘、みんな可愛く成長して嬉しいよ……。
 
まあなんだかんだといってもやっぱりDISH//は曲が良いので、とりあえず現場に行けば楽しめる。あと、普段ハロプロ現場で暴れ狂っている私でも燃え尽きるくらい客席で自由にできる。
今か今かと楽しみにしてた「愛の導火線」は終盤に配置されていた。
DISH//と//erの純度の高いやりとりを見ているとこうして感想のくせにうだうだ言ってるのも嫌になってくるけど、コニファーがひとつの清算地点だと思ってるから、ここでモヤモヤを全部書いておきたい気もする。全部は書けないけど。
愛の導火線の前の炎でもうすでにぶち上がっていたのに、愛の導火線のイントロで血が沸騰して、噴き出る火薬に全身が爆発したみたいになった。大智のドカドカドカドカ!!!!ってドラムでうわーーー!!!!ってなってもーーーーーすごかった。ギャーーー!!!!ワーーー!!!!って感じだった。歌ったし踊ったし叫んだし回ったししゃがんだし跳んだ。めちゃくちゃになった。もうここに全てを置いていくつもりでやりきったのにその後に横浜バイブレーション配置されてたからDISH//は絶対加減ってものを知らない。あ〜〜楽しかったな。夢みたいな夏の終わりだった。
 
 
帰宅してパンフレットを読んだけど、柊生のインタビューのしょっぱなを読んでさらに好きになってしまった。愛しい人が正直でした ピ〜ス!
DISH//って良いグループだな。
そして//er、良いファンだな。
//er自身は私なんかよりはるかに現場に行ってるから、その分一部の変な人にかちあう機会もあって治安〜!って思うだろうけど、それはめげずに改善してもらうとして、それでもDISH//の現場はめちゃくちゃ居心地の良い場所だってことわかってほしいし誇ってほしい。
柊生がMCで言ってたみたいに「すごく良いファン、//er」であること、もっと自覚して!と思う。めちゃくちゃノリが良くてメンバーに対してあったかくて素直で、ファン層の若さがここまでプラスに出ることあるんだ……と思ったよ。もちろんこれからいろんな層にウケてほしいと思うし、今も匠海くん効果で上の年齢層が増えてると思うけど、このラフさはずっと保たれてほしいなと思う。自分も中高生気分になれるし。
 
そんなこんなでDISH//のコニファーフォレスト最高だった。ありがとうDISH//。ありがとう富士急。いつのまにか増員も脱退も受け入れてたこと、現場に来なきゃわからなかったよ。ずっと好きです。前に進まなきゃね。